![]() 連続的な動き推定を利用した映像符号化並びに復号化方法及び装置
专利摘要:
映像を符号化並びに復号化する方法及び装置に係り、該映像符号化方法は、連続的な動き推定を行って現在ブロックの予測ブロックを生成し、これに基づいて、現在ブロックを符号化することによって、さらに正確に現在ブロックを予測でき、映像符号化の圧縮率が向上する。 公开号:JP2011514773A 申请号:JP2010549554 申请日:2008-11-25 公开日:2011-05-06 发明作者:キム,イル−グー;ジョン,ヘ−ギョン;ハン,ウ−ジン;ミン,ジョン−ヘ;リー,タミー 申请人:サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド; IPC主号:H04N7-32
专利说明:
[0001] 本発明は、映像を符号化並びに復号化するための方法及び装置に係り、さらに詳細には、複数回の連続的な動き推定(motion estimation)を行って現在ブロックをさらに正確に予測し、予測結果に基づき、現在ブロックを符号化並びに復号化するための方法及び装置に関する。] 背景技術 [0002] MPEG(moving picture experts group)−1、MPEG−2、MPEG−4H.264/MPEG−4AVC(advanced video coding)のような映像圧縮方式では、映像を符号化するために、1つのピクチャを所定の映像処理単位に分ける。その後、インター予測(inter prediction)またはイントラ予測(intra prediction)を利用し、それぞれの映像処理単位を符号化する。ここで、映像処理単位は、マクロブロックでありうる。データサイズ及び原本マクロブロックの歪曲程度を考慮して最適の符号化モードを選択し、選択された符号化モードによって、映像処理単位を符号化する。] [0003] インター予測を利用して映像を符号化する方法は、ピクチャ間の時間的な重複性(redundancy)を除去して映像を圧縮する方法であり、動き推定符号化方法の代表的な例である。] [0004] 動き推定符号化は、少なくとも1つの参照ピクチャを利用して現在ブロックの動きを推定し、動き推定結果による動き補償(motion compensation)を行って映像を符号化する方法である。動き推定符号化では、所定の評価関数を利用し、現在ブロックと最も類似した参照ブロックを、参照ピクチャの決まった検索範囲から検索する。現在ブロックとのSAD(sum of absolute difference)が最も小さいブロックが参照ブロックとして検索される。参照ブロックは、現在ブロックのインター予測ブロックになり、現在ブロックから参照ブロックを減算した残差(residual)ブロックだけを符号化して伝送することによって、データの圧縮率を高める。ここで、現在ブロックは、16Χ16、8Χ16、8Χ8、4Χ4のような多様なサイズのブロックが使われうる。図1を参照しつつ詳細に説明する。] 図1 [0005] 図1は、従来技術によるインター予測方法を図示している。図1を参照するに、映像の符号化並びに復号化において、インター予測は、少なくとも一つ以上の参照ピクチャを利用して行われる。] 図1 [0006] 現在ピクチャ110の現在符号化の対象になる現在ブロック112をインター予測するにおいて、映像の符号化装置は、参照ピクチャ120を検索し、現在ブロック112とのSADが最も小さい予測ブロック122を検索する。] [0007] 予測ブロック122の検索が終われば、現在ブロック112から予測ブロック122を減算し、残差ブロックを生成する。その後、生成された残差ブロックを符号化し、ビットストリームを生成する。このとき、ピクチャ内部の現在ブロック112の位置と、予測ブロック122の相対的な位置との差である動きベクトル130も符号化し、ビットストリームに挿入する。映像符号化の圧縮率を高めるために、残差ブロックだけ伝送するので、予測ブロック122が、さらに現在ブロック112と類似しているほど、映像符号化の圧縮率は向上する。] [0008] しかし、参照ピクチャ120ではない現在ピクチャ110の以前に符号化された領域に、現在ブロックとのSADが最も小さい予測ブロックが存在する場合がありうる。現在ピクチャ110がテクスチャのような一定のパターンが反復される映像を含んでいる場合、特にそうである。かような場合に、現在ピクチャ110の以前に符号化された領域に含まれているブロックを利用し、予測符号化することが望ましい。] [0009] かようなピクチャ内部の重複性を除去するためのアルゴリズムが提案されたが、動きベクトルに対する予測が不正確であり、映像符号化の圧縮率が大きく向上していない。従って、現在ピクチャを含む複数のピクチャをさらに効率的に参照し、参照結果として生成されたさらに正確な予測ブロックに基づき、現在ブロックを符号化する方法及び装置が必要である。] 発明が解決しようとする課題 [0010] 本発明がなそうとする技術的課題は、現在ピクチャを含む複数のピクチャから現在ブロックをさらに正確に予測して符号化並びに復号化が可能な予測符号化並びに復号化方法及び装置を提供するところにあり、前記方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体を提供するところにある。] 課題を解決するための手段 [0011] 本発明の技術的課題を解決するための本発明による映像符号化方法は、連続的な動き推定を行って現在ブロックの予測ブロックを生成する段階と、前記生成された予測ブロックに基づいて、現在ブロックを符号化する段階と、を含む。] [0012] 本発明の技術的課題を解決するための本発明による映像符号化方法は、現在ブロックを利用して第1参照ピクチャを検索し、第1予測ブロックを生成する段階と、前記生成された第1予測ブロックを利用して第2参照ピクチャを検索し、第2予測ブロックを生成する段階と、前記第1予測ブロック及び前記第2予測ブロックのうち少なくとも一つに基づいて、現在ブロックを符号化する段階と、を含む。] [0013] 本発明の技術的課題を解決するための本発明による映像符号化方法は、現在ブロックを利用して第1参照ピクチャを検索し、第1予測ブロックを生成し、前記生成された第1予測ブロックを利用して現在ピクチャの以前に符号化された領域を検索し、第2予測ブロックを生成する段階と、前記現在ブロックを利用して前記現在ピクチャの以前に符号化された領域を検索し、第3予測ブロックを生成する段階と、前記第2予測ブロック及び前記第3予測ブロックに基づいて、前記現在ブロックを符号化する段階と、を含む。] [0014] 本発明の技術的課題を解決するための本発明による映像復号化方法は、連続的な動き推定を利用して現在ブロックの予測ブロックを生成する段階と、前記生成された予測ブロックと現在ブロックの残差ブロックとを加算し、前記現在ブロックを復元する段階と、を含む。] [0015] 本発明の技術的課題を解決するための本発明による映像復号化方法は、現在ブロックの動きベクトルを利用して第1参照ピクチャを検索し、第1予測ブロックを生成する段階と、前記生成された第1予測ブロックを利用して第2参照ピクチャを検索し、第2予測ブロックを生成する段階と、前記第1予測ブロック及び前記第2予測ブロックのうち少なくとも一つを、前記現在ブロックの残差ブロックに加算し、前記現在ブロックを復元する段階と、を含む。] [0016] 本発明の技術的課題を解決するための本発明による映像復号化方法は、現在ブロックの動きベクトルを利用して第1参照ピクチャを検索し、第1予測ブロックを生成し、前記生成された第1予測ブロックを利用して現在ピクチャの以前に復号化された領域を検索し、第2予測ブロックを生成する段階と、前記第2予測ブロックに対する動きベクトルと第3予測ブロックに対する動きベクトル間の差ベクトルを利用して前記現在ピクチャの以前に復号化された領域を検索し、前記第3予測ブロックを生成する段階と、前記第3予測ブロックを、前記現在ブロックの残差ブロックに加算し、前記現在ブロックを復元する段階と、を含む。] [0017] 本発明の技術的課題を解決するための本発明による映像符号化装置は、連続的な動き推定を行って現在ブロックの予測ブロックを生成する予測部と、前記生成された予測ブロックに基づいて、現在ブロックを符号化する符号化部と、を含む。] [0018] 本発明の技術的課題を解決するための本発明による映像符号化装置は、現在ブロックを利用して第1参照ピクチャを検索し、第1予測ブロックを生成し、前記生成された第1予測ブロックを利用して第2参照ピクチャを検索し、第2予測ブロックを生成する予測部と、前記第1予測ブロック及び前記第2予測ブロックのうち少なくとも一つに基づいて、現在ブロックを符号化する符号化部と、を含む。] [0019] 本発明の技術的課題を解決するための本発明による映像符号化装置は、現在ブロックを利用して第1参照ピクチャを検索し、第1予測ブロックを生成し、前記生成された第1予測ブロックを利用して現在ピクチャの以前に符号化された領域を検索し、第2予測ブロックを生成し、前記現在ブロックを利用して前記現在ピクチャの以前に符号化された領域を検索し、第3予測ブロックを生成する予測部と、前記第2予測ブロック及び前記第3予測ブロックに基づいて、前記現在ブロックを符号化する符号化部と、を含む。] [0020] 本発明の技術的課題を解決するための本発明による映像復号化装置は、連続的な動き推定を利用して現在ブロックの予測ブロックを生成する予測部と、前記生成された予測ブロックと現在ブロックの残差ブロックとを加算し、前記現在ブロックを復元する復元部と、を含む。] [0021] 本発明の技術的課題を解決するための本発明による映像復号化装置は、現在ブロックの動きベクトルを利用して第1参照ピクチャを検索し、第1予測ブロックを生成し、前記生成された第1予測ブロックを利用して第2参照ピクチャを検索し、第2予測ブロックを生成する予測部と、前記第1予測ブロック及び前記第2予測ブロックのうち少なくとも一つを、前記現在ブロックの残差ブロックに加算し、前記現在ブロックを復元する復元部と、を含む。] [0022] 本発明の技術的課題を解決するための本発明による映像復号化装置は、現在ブロックの動きベクトルを利用して第1参照ピクチャを検索し、第1予測ブロックを生成し、前記生成された第1予測ブロックを利用して現在ピクチャの以前に復号化された領域を検索し、第2予測ブロックを生成し、前記第2予測ブロックに対する動きベクトルと、第3予測ブロックに対する動きベクトルとの差ベクトルを利用して前記現在ピクチャの以前に復号化された領域を検索し、前記第3予測ブロックを生成する予測部と、前記第3予測ブロックを、前記現在ブロックの残差ブロックに加算し、前記現在ブロックを復元する復元部と、を含む。] [0023] 本発明の技術的課題を解決するために本発明は、前記の映像符号化並びに復号化方法及び装置を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体を提供する。] 発明の効果 [0024] 本発明によれば、さらなる情報を符号化せずに連続的な動き推定を行い、複数の参照ピクチャからさらに正確に現在ブロックを予測でき、結果的に、さらに正確な予測に基づいて現在ブロックを符号化でき、映像符号化の圧縮率が向上する。] 図面の簡単な説明 [0025] 従来技術によるインター予測方法を図示する図である。 本発明の一実施形態による映像を符号化する装置を図示する図である。 本発明の一実施形態による予測方法を図示する図である。 本発明の他の実施形態による予測方法を図示する図である。 本発明のさらに他の実施形態による予測方法を図示する図である。 本発明の一実施形態による動きベクトル間の差ベクトルを図示する図である。 本発明の一実施形態による映像を符号化する方法を図示するフローチャートである。 本発明のさらに他の実施形態による映像を符号化する方法を図示するフローチャートである。 本発明の一実施形態による映像を復号化する装置を図示する図である。 本発明の一実施形態による映像を復号化する方法を図示するフローチャートである。 本発明の他の実施形態による映像を復号化する方法を図示するフローチャートである。] 実施例 [0026] 以下、図面を参照しつつ、本発明の望ましい実施形態についてさらに詳細に説明する。] [0027] 図2は、本発明の一実施形態による映像を符号化する装置を図示している。図2を参照するに、本発明による映像符号化装置200は、予測部210、減算部220、符号化部230、復元部240及びフレームメモリ250を含む。] 図2 [0028] 予測部210は、フレームメモリ250に保存されている少なくとも1つの参照ピクチャを参照し、複数回にわたった連続的な動き推定(motion estimation)を行って現在ブロックを予測する。従来技術と関連して説明した通り、現在ブロックをさらに正確に予測してこそ、予測符号化の圧縮率が向上する。このために、できるだけ多くの参照ピクチャを参照して現在ブロックを予測せねばならない。しかし、参照するピクチャの個数が多くなるほど、付加的に符号化しなければならない情報も多くなり、圧縮率が大きく向上しない。] [0029] 例えば、2個の互いに異なるピクチャを参照してインター予測を行う場合、2個の互いに異なる動きベクトルを符号化せねばならない。本発明は、かような問題点を解決するために、動き推定を行って生成された予測ブロックを利用し、さらに動き推定を行う連続的な動き推定を利用して付加的な情報を最小化しつつ、複数の参照ピクチャを参照して現在ブロックを予測する。図3、図4、図5A及び図5Bを参照しつつ詳細に説明する。] 図3 図4 図5A 図5B [0030] 図3は、本発明の一実施形態による予測方法を図示している。図3は、連続的な動き推定を行い、現在ピクチャ310の現在ブロック300を予測する方法を図示している。] 図3 [0031] 予測部210は、現在ブロック300を予測するために、第1参照ピクチャ320を検索し、第1予測ブロック322を生成する。現在ブロック300を利用し、現在ブロック300とのSAD(sum of absolute difference)が最小である第1予測ブロック322を、第1参照ピクチャ320から検索する。最初の動き推定の結果、第1動きベクトル330が生成される。] [0032] その次に、連続的な動き推定のために、予測部320は、第1予測ブロック322を利用して現在ピクチャ310の以前に符号化された領域312を検索し、第2予測ブロック316を生成する。2番目の動き推定結果、第2動きベクトル340が生成される。ただし、後述するように、第2動きベクトル340は、別途に符号化しないために、第1動きベクトル330を除いては、さらに符号化される情報がない。] [0033] 従来技術と関連して説明した通り、現在ピクチャ310が、テクスチャのように同じパターンが反復される領域を含んでいる場合には、第1予測ブロック322より現在ピクチャの以前に符号化された領域に含まれている第2予測ブロック316が、現在ブロック300とのSADがさらに小さくありうる。この場合、現在ブロック300を直接利用して第2予測ブロック316を検索して符号化すれば、現在ブロック300と第2予測ブロック316との相対的な位置差に係わる動きベクトルを別途に符号化せねばならない。ところで、かようなピクチャ内部のブロック間の位置差を示す動きベクトルは、予測するのが容易ではなく、符号化に多くのビットが消耗される。] [0034] 一方、第1動きベクトル330は、従来技術による動き推定方法で、容易に予測できるので、符号化の圧縮率が高い。従って、予測部210は、従来技術による動き推定を行い、第1予測ブロック322及び第1動きベクトル330を生成し、第2予測ブロック316及び第2動きベクトル340は、第1予測ブロック322を利用して生成する。別途の付加的な動きベクトルなしに、第1予測ブロック322で第2予測ブロック316及び第2動きベクトル340を生成できる。] [0035] 予測部210は、第1予測ブロック322及び第2予測ブロック316のうち少なくとも一つを利用し、現在ブロック300の最終的な予測ブロックを生成する。第1予測ブロック322または第2予測ブロックが、そのまま最終的な予測ブロックになることもある。第1予測ブロック322及び第2予測ブロックを加重値計算し、最終的な予測ブロックを生成することもできる。] [0036] 例えば、第1予測ブロック322をP1、第2予測ブロック316をP2とするならば、第1予測ブロック322の加重値がW1であり、第2予測ブロック316の加重値がW2である場合、最終的な予測ブロックPF=W1*P1+W2*P2でありうる。W1及びW2は、W1+W2=1を満足する。] [0037] 図4は、本発明の他の実施形態による予測方法を図示している。図4は、連続的な動き推定を行い、現在ピクチャ410の現在ブロック400を予測する方法を図示している。] 図4 [0038] 図4を参照するに、予測部210は、現在ブロック400を予測するために、第1参照ピクチャ420を検索し、第1予測ブロック422を生成する。現在ブロック400を利用し、現在ブロック400とのSADが最小である第1予測ブロック422を、第1参照ピクチャ420から検索する。最初の動き推定結果、第1動きベクトル440が生成される。] 図4 [0039] その次に、連続的な動き推定のために、予測部210は、第1予測ブロック422を利用して第2参照ピクチャ430を検索し、第2予測ブロック432を生成する。2番目の動き推定の結果、第2動きベクトル450が生成される。図3に図示された実施形態と同様に、第2動きベクトル450は、別途に符号化しないために、第1動きベクトル440を除いては、さらに符号化される情報がない。ただし、図3に図示された実施形態と異なる点は、2番目の動き予測のために、現在ピクチャ400の以前に符号化された領域を検索するのではなく、現在ピクチャではない第2参照ピクチャ430を検索するという点である。] 図3 [0040] 第1予測ブロック422より、第2参照ピクチャ430に含まれている第2予測ブロック432が、現在ブロック400とのSADがさらに小さいブロックでありうる。従って、連続的な動き推定を行い、第2予測ブロック432を、第2参照ピクチャ430で検索する。] [0041] 予測部210は、図3の場合と同様に、第1予測ブロック422及び第2予測ブロック432のうち少なくとも一つに利用し、現在ブロック400の最終的な予測ブロックを生成する。第1予測ブロック422または第2予測ブロック432が、そのまま最終的な予測ブロックになることもある。第1予測ブロック422及び第2予測ブロック432を加重値計算し、最終的な予測ブロックを生成することもできる。] 図3 [0042] 図5Aは、本発明のさらに他の実施形態による予測方法を図示している。図5Aは、連続的な動き推定を行い、現在ピクチャ510の現在ブロック500を予測する方法を図示している。] 図5A [0043] 予測部210は、現在ブロック500を予測するために。第1参照ピクチャ520を検索し、第1予測ブロック522を生成する。最初の動き推定の結果、第1動きベクトル540が生成される。] [0044] その次に、連続的な動き推定で、予測部210は、第1予測ブロック522を利用して現在ピクチャ510の以前に符号化された領域512を検索し、第2予測ブロック534を生成する。2番目の動き推定の結果、第2動きベクトル550が生成される。図3と関連して説明した通り、第2動きベクトル550は、別途に符号化しなくともよい。] 図3 [0045] しかし、図5Aに図示された方法は、図3と異なり、現在ブロック500を利用して直接現在ピクチャ510の以前に符号化された領域512を検索し、第3予測ブロック532も生成する。] 図3 図5A [0046] 従来技術によれば、現在ブロック500を直接利用して第3予測ブロック532を検索し、現在ブロック500と第3予測ブロック532との相対的な位置差に係わる動きベクトルを別途に符号化する場合、ピクチャ内部のブロック間の位置差を示す動きベクトルは、予測するのが容易ではなく、符号化の圧縮率が低くなるという短所があった。しかし、図5Aに図示された予測方法は、第2予測ブロック534に係わる動きベクトル560を、第3予測ブロック532に係わる動きベクトル570の予測動きベクトルとして利用することによって、符号化の圧縮率を向上させる。] 図5A [0047] 予測部210は、第1予測ブロック522、第2予測ブロック534及び第3予測ブロック532のうち少なくとも一つを利用し、現在ブロック500の最終的な予測ブロックを生成する。第1予測ブロック522または第2予測ブロック534または第3予測ブロック532が、そのまま最終的な予測ブロックになりもする。第1予測ブロック522、第2予測ブロック534及び第3予測ブロック532を加重値計算し、最終的な予測ブロックを生成することもできる。望ましくは、第3予測ブロック532を現在ブロックの最終的な予測ブロックとして利用するのである。] [0048] 再び図2を参照するに、減算部220は、予測部210で生成された現在ブロックの最終的な予測ブロックを、現在ブロックから減算し、残差ブロック(residual block)を生成する。現在ブロックから、図3、図4及び図5Aと関連して説明した最終的な予測ブロックを減算し、残差ブロックを生成する。] 図2 図3 図4 図5A [0049] 符号化部230は、減算部220で生成された残差ブロックを符号化する。残差ブロックを離散コサイン変換(DCT)して離散コサイン係数を生成し、生成された離散コサイン係数を量子化する。その後、量子化された離散コサイン係数をエントロピ符号化し、ビットストリームを生成する。] [0050] 符号化部230は、現在ブロック300,400または500の動き推定の結果、生成された動きベクトルも符号化する。] [0051] まず、予測部210が、図3に図示された予測方法を利用して現在ブロック300を予測した場合には、第1動きベクトル330だけ符号化する。第1動きベクトル300によって第1参照ピクチャ322の第1予測ブロック322が生成されれば、第2予測ブロック316は、第1予測ブロック322を利用して検索できるので、第1動きベクトル300だけ符号化する。図4に図示された予測方法を利用して現在ブロック400を予測した場合にも、第1動きベクトル440だけ符号化する。] 図3 図4 [0052] 次に、予測部210が、図5Aに図示された予測方法を利用して現在ブロック500を予測した場合には、第1動きベクトル540だけではなく、第2予測ブロックに係わる動きベクトル560と、第3予測ブロックに係わる動きベクトル570との差ベクトルも符号化する。第1動きベクトル540によって、第1予測ブロック522が生成されれば、第1予測ブロック522を利用して第2予測ブロック534を検索できる。従って、第2予測ブロック534に係わる動きベクトル560も計算できるので、第3予測ブロック532を検索するためには、図5Bに図示されたように、第2予測ブロック534に係わる動きベクトル560と、第3予測ブロック532に係わる動きベクトル570との差ベクトル580を符号化すればよい。] 図5A 図5B [0053] 復元部240は、符号化部230で量子化された離散コサイン係数を逆量子化、逆離散コサイン変換し、残差ブロックを復元する。その後、復元された残差ブロックを、予測部210で生成された最終的な予測ブロックと加算し、現在ブロックを復元する。復元された現在ブロックは、フレームメモリ250に保存され、次のブロックまたは次のピクチャの予測に利用される。] [0054] 図6は、本発明の一実施形態による映像を符号化する方法について説明するためのフローチャートである。図6は、図3及び4に図示された方法によって、現在ブロックを予測して符号化する方法を図示する。段階610及び段階620は、連続的な動き推定を行い、現在ブロックの予測ブロックを生成する過程である。] 図3 図6 [0055] 段階610で、本発明による映像符号化装置は、現在ブロックを利用して第1参照ピクチャを検索し、第1予測ブロックを生成する。従来技術による動き推定方法と同様に、現在ブロックとのSADが最も小さい第1予測ブロックを、第1参照ピクチャで検索する。] [0056] 段階620で、映像符号化装置は、段階610で生成された第1予測ブロックを利用して第2参照ピクチャを検索し、第2予測ブロックを生成する。第1参照ピクチャの第1予測ブロックを利用してさらに動き推定を行い、第2予測ブロックを生成する。第2参照ピクチャは、現在ピクチャであるが、その場合、現在ピクチャの現在ブロック以前に符号化された領域を検索し、第2予測ブロックを生成する。第2参照ピクチャは、現在ピクチャではない他のピクチャでもある。] [0057] 段階630で、映像符号化装置は、第1予測ブロック及び第2予測ブロックのうち少なくとも一つに基づいて、現在ブロックを符号化する。第1予測ブロックまたは第2予測ブロック、または第1予測ブロックと第2予測ブロックとを加重値計算して生成されたブロックが、現在ブロックの最終的な予測ブロックになる。] [0058] 最終的な予測ブロックを、現在ブロックから減算して残差ブロックを生成し、生成された残差ブロックを、離散コサイン変換、量子化、エントロピ符号化し、ビットストリームを生成する。現在ブロックの連続的な動き推定のための動きベクトルも、共に符号化するが、第1予測ブロックに係わる動きベクトル、すなわち、第1動きベクトル330または440だけ符号化する。] [0059] 図7は、本発明の他の実施形態による映像を符号化する方法について説明するためのフローチャートである。図7は、図5Aに図示された方法によって、現在ブロックを予測して符号化する方法を図示している。段階710ないし段階730は、連続的な動き推定を行い、現在ブロックの予測ブロックを生成する過程である。] 図5A 図7 [0060] 段階710で、本発明による映像符号化装置は、現在ブロックを利用して第1参照ピクチャを検索し、第1予測ブロックを生成する。段階610と同じ段階である。] [0061] 段階720で、映像符号化装置は、段階710で生成された第1予測ブロックを利用して現在ピクチャの以前に符号化された領域を検索し、第2予測ブロックを生成する。第1予測ブロックとのSADが最小であるブロックは、現在ピクチャの以前に符号化された領域で検索する。段階620と同じ段階である。] [0062] 段階730で、映像符号化装置は、現在ブロックを利用して現在ピクチャの以前に符号化された領域を検索し、第3予測ブロックを生成する。段階720では、第1予測ブロックを利用して現在ピクチャの以前に符号化された領域を検索したが、段階730では、現在ブロックを利用して現在ピクチャの以前に符号化された領域を検索する。現在ブロックを利用して検索した第3予測ブロックが、第2予測ブロックよりSADがさらに小さくありうる。しかし、第3予測ブロックに係わる動きベクトルを符号化するのに、多くのビットが消耗され、映像符号化の圧縮率を下げるという問題点があるが、本願発明は、第2予測ブロックに係わる動きベクトルを、第3予測ブロックに係わる動きベクトルの予測動きベクトルとして利用することによって、かような問題点を解決する。] [0063] 段階740で、映像符号化装置は、第2予測ブロック及び第3予測ブロックに基づいて、現在ブロックを符号化する。第3予測ブロックを現在ブロックから減算し、残差ブロックを生成する。生成された残差ブロックを、離散コサイン変換、量子化及びエントロピ符号化し、ビットストリームを生成する。] [0064] 現在ブロックの連続的な動き推定のための動きベクトルも、共に符号化するが、第1予測ブロックに係わる動きベクトル、すなわち、第1動きベクトル540を符号化する。第1動きベクトルだけではなく、第2動きベクトル560と第3動きベクトル570との差ベクトル580も符号化して復号化する側が、第3予測ブロック532を最終的な予測ブロックとして利用できる。] [0065] 図8は、本発明の一実施形態による映像を復号化する装置を図示している。図8を参照するに、本発明による映像復号化装置800は、復号化部810、予測部820、復元部830及びフレームメモリ840を含む。] 図8 [0066] 復号化部810は、現在ブロックに係わるデータを含んでいるビットストリームを受信し、受信されたビットストリームから残差ブロックを復元する。現在ブロックに係わるデータをエントロピ復号化し、量子化された離散コサイン係数を復元する。量子化された離散コサイン係数を、逆量子化、逆離散コサイン変換し、残差ブロックを復元する。] [0067] 復号化部810はまた、現在ブロックの動きベクトル、すなわち、現在ブロックの連続的な動き推定のための動きベクトルを復号化する。現在ブロックが、図3または図4に図示された予測方法によって、連続的な動き推定を行って予測符号化された場合には、第1動きベクトル330または440だけ復号化する。しかし、現在ブロックが、図5Aに図示された方法によって、連続的な動き推定を行って予測符号化された場合には、第1動きベクトル540だけではなく、第2予測ブロックに係わる動きベクトル560と、第3予測ブロックに係わる動きベクトル570との差ベクトル580も復号化する。] 図3 図4 図5A [0068] 予測部820は、復号化部810で復号化された現在ブロックの動きベクトルに基づき、連続的である動き予測を行って現在ブロックを予測する。] [0069] 一実施形態で、予測部820は、図3または図4に図示されたように、復号化部810で復号化された第1動きベクトル330または440を利用して第1参照ピクチャの第1予測ブロックを生成し、生成された第1予測ブロックを利用して現在ピクチャの以前に復号化された領域または現在ピクチャではない他のピクチャを検索し、第2予測ブロックを生成できる。この場合、第1予測ブロックまたは第2予測ブロック、または第1予測ブロックと第2予測ブロックとを加重値計算して生成されたブロックが、現在ブロックの最終的な予測ブロックになりうる。] 図3 図4 [0070] 他の実施形態で、予測部820は、図5Aに図示されたように、復号化部810で復号化された第1動きベクトル540に基いて第1予測ブロックを生成し、生成された第1予測ブロックを利用して現在ピクチャの以前に復号化された領域を検索し、第2予測ブロックを生成する。その後、差ベクトル580を利用して現在ピクチャの以前に復号化された領域で第3予測ブロックを検索できる。この場合、第3予測ブロックが、現在ブロックの最終的な予測ブロックになりうる。] 図5A [0071] 復元部830は、予測部820で生成された最終的な予測ブロックに基いて、現在ブロックを復元する。予測部820で、連続的な動き推定を利用して生成された最終的な予測ブロックを、復号化部810で復元された残差ブロックに加算し、現在ブロックを復元する。復元された現在ブロックは、フレームメモリ840に保存され、次のブロックまたは次のピクチャの予測に利用される。] [0072] 図9は、本発明の一実施形態による映像を復号化する方法について説明するためのフローチャートである。図9は、図3または図4に図示された連続的な動き推定を利用して現在ブロックを予測復号化する方法を図示している。] 図3 図4 図9 [0073] 段階910及び段階920は、連続的である動き推定を利用して、現在ブロックの予測ブロックを生成する段階を図示している。] [0074] 段階910で、本発明による映像復号化装置は、現在ブロックの動きベクトルを利用して第1参照ピクチャを検索し、第1予測ブロックを生成する。現在ブロックに係わるデータに含まれている現在ブロックの第1動きベクトル330または440を利用して、第1予測ブロックを生成する。] [0075] 段階920で、映像復号化装置は、段階910で生成された第1予測ブロックを利用して、現在ピクチャの以前に符号化された領域または現在ピクチャではない他のピクチャを検索し、第2予測ブロックを生成する。現在ブロックが、図3に図示された予測方法によって符号化された場合には、現在ピクチャの以前に符号化された領域を検索し、図4に図示された予測方法によって、符号化された場合には、現在ピクチャではない他のピクチャを検索し、第2予測ブロックを生成する。] 図3 図4 [0076] 段階930で、映像復号化装置は、第1予測ブロック及び第2予測ブロックのうち少なくとも一つを残差ブロックに加算し、現在ブロックを復元する。第1予測ブロックまたは第2予測ブロック、または第1予測ブロックと第2予測ブロックとを加重値計算して生成されたブロックを、残差ブロックに加算し、現在ブロックを復元する。残差ブロックは、ビットストリームに含まれた現在ブロックに係わるデータを復号化して復元される。] [0077] 図10は、本発明の他の実施形態による映像を復号化する方法について説明するためのフローチャートである。図10は、図5Aに図示された連続的な動き推定を利用して、現在ブロックを予測復号化する方法を図示している。] 図10 図5A [0078] 段階1010ないし段階1030は、連続的である動き推定を利用して、現在ブロックの予測ブロックを生成する段階を図示している。] [0079] 段階1010で、本発明による映像復号化装置は、現在ブロックの動きベクトルを利用して第1参照ピクチャを検索し、第1予測ブロックを生成する。現在ブロックに係わるデータに含まれている第1動きベクトル540を復号化し、復号化された第1動きベクトル540によって、第1予測ブロックを生成する。] [0080] 段階1020で、映像復号化装置は、段階1010で生成された第1予測ブロックを利用して現在ピクチャの以前に復号化された領域を検索し、第2予測ブロックを生成する。第2予測ブロックに対する第2動きベクトルを生成するために、第2予測ブロックを現在ピクチャの以前に復号化された領域で検索する。] [0081] 段階1030で、映像復号化装置は、第2予測ブロックに係わる動きベクトル560と、第3予測ブロックに係わる動きベクトル570との差ベクトル580を利用して、現在ピクチャの以前に復号化された領域を検索し、第3予測ブロックを生成する。段階1020で生成された第2予測ブロックに対する第2動きベクトル560との差ベクトルを加算すれば、第3予測ブロックに対する第3動きベクトル570が生成される。この第3動きベクトル570を利用して、第3予測ブロックを生成する。] [0082] 段階1040で、映像復号化装置は、第2予測ブロック及び第3予測ブロックのうち少なくとも一つに基いて、現在ブロックを符号化する。] [0083] 以上のように、本発明はたとえ限定された実施形態と図面とによって説明したとしても、本発明が、前記の実施形態に限定されるものではなく、それらは、本発明が属する分野で当業者であるならば、かような記載から多様な修正及び変形が可能であろう。従って、本発明の思想は、特許請求の範囲によってのみ把握されるものであり、それと均等であるか、または等価的な変形は、いずれも本発明の思想の範疇に属するのである。また、本発明によるシステムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に、コンピュータで読み取り可能なコードとして具現することが可能である。コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、コンピュータシステムによって読み取り可能なデータが保存されるあらゆる種類の記録装置を含む。記録媒体の例としては、ROM(read-only memory)、RAM(random-access memory)、CD−ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク、光データ保存装置などがあり、またキャリアウェーブ(例えば、インターネットを介した伝送)の形態で具現されるものも含む。また、コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、ネットワークに連結されたコンピュータシステムに分散され、分散方式でコンピュータで読み取り可能なコードが保存されて実行されうる。]
权利要求:
請求項1 映像符号化方法において、現在ブロックを利用して第1参照ピクチャを検索し、前記第1参照ピクチャを検索した結果に基いて、第1予測ブロックを生成する段階と、前記生成された第1予測ブロックを利用して第2参照ピクチャを検索し、前記第2参照ピクチャを検索した結果に基いて、第2予測ブロックを生成する段階と、前記第1予測ブロック及び前記第2予測ブロックのうち少なくとも一つに基づいて、現在ブロックを符号化する段階と、を含むことを特徴とする映像符号化方法。 請求項2 前記第2予測ブロックを生成する段階は、前記生成された第1予測ブロックを利用して現在ピクチャの以前に符号化された領域を検索し、前記第2予測ブロックを生成する段階を含むことを特徴とする請求項1に記載の映像符号化方法。 請求項3 前記第2予測ブロックを生成する段階は、前記生成された第1予測ブロックを利用して現在ピクチャではない他のピクチャを検索し、前記第2予測ブロックを生成する段階を含むことを特徴とする請求項1に記載の映像符号化方法。 請求項4 前記符号化する段階は、前記第1予測ブロック及び前記第2予測ブロックのうち少なくとも一つを、前記現在ブロックから減算し、前記現在ブロックの残差ブロックを生成する段階と、前記残差ブロックと、前記第1予測ブロックの動き推定に基いて生成された動きベクトルとを符号化する段階と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の映像符号化方法。 請求項5 前記残差ブロックを生成する段階は、前記第1予測ブロックと前記第2予測ブロックとの加重値に基いて生成された第3予測ブロックを、前記現在ブロックから減算する段階を含むことを特徴とする請求項4に記載の映像符号化方法。 請求項6 映像復号化方法において、現在ブロックの動きベクトルを利用して第1参照ピクチャを検索し、前記第1参照ピクチャを検索した結果に基いて、第1予測ブロックを生成する段階と、前記生成された第1予測ブロックを利用して第2参照ピクチャを検索し、前記第2参照ピクチャを検索した結果に基いて、第2予測ブロックを生成する段階と、前記第1予測ブロック及び前記第2予測ブロックのうち少なくとも一つを、前記現在ブロックの残差ブロックに加算し、前記現在ブロックを復元する段階と、を含むことを特徴とする映像復号化方法。 請求項7 前記第2予測ブロックを生成する段階は、前記生成された第1予測ブロックを利用して現在ピクチャの以前に復号化された領域を検索し、前記第2予測ブロックを生成する段階を含むことを特徴とする請求項6に記載の映像復号化方法。 請求項8 前記第2予測ブロックを生成する段階は、前記生成された第1予測ブロックを利用して現在ピクチャではない他のピクチャを検索し、前記第2予測ブロックを生成する段階を含むことを特徴とする請求項6に記載の映像復号化方法。 請求項9 前記復元する段階は、前記第1予測ブロックと前記第2予測ブロックとの加重値に基いて生成された第3予測ブロックと、前記残差ブロックとを加算する段階を含むことを特徴とする請求項6に記載の映像復号化方法。 請求項10 映像符号化方法において、現在ブロックを利用して第1参照ピクチャを検索し、前記第1参照ピクチャを検索した結果に基いて、第1予測ブロックを生成する段階と、前記生成された第1予測ブロックを利用して現在ピクチャの以前に符号化された領域を検索し、前記第1予測ブロックを利用して以前に符号化された領域を検索した結果に基いて、第2予測ブロックを生成する段階と、前記現在ブロックを利用して前記現在ピクチャの以前に符号化された領域を検索し、前記現在ブロックを利用して以前に符号化された領域を検索した結果に基いて、第3予測ブロックを生成する段階と、前記第2予測ブロック及び前記第3予測ブロックに基づいて、前記現在ブロックを符号化する段階と、を含むことを特徴とする映像符号化方法。 請求項11 前記符号化する段階は、前記第3予測ブロックを、前記現在ブロックから減算し、前記現在ブロックの残差ブロックを生成する段階と、前記残差ブロック;前記第1予測ブロックの動き推定に基いて生成された動きベクトル;前記第2予測ブロックの動き推定に基いて生成された動きベクトルと、前記第3予測ブロックの動き推定に基いて生成された動きベクトルとの差ベクトルを符号化する段階と、を含むことを特徴とする請求項10に記載の映像符号化方法。 請求項12 映像復号化方法において、現在ピクチャの現在ブロックの動きベクトルを利用して第1参照ピクチャを検索し、前記第1参照ピクチャを検索した結果に基いて、第1予測ブロックを生成する段階と、前記生成された第1予測ブロックを利用して現在ピクチャの以前に復号化された領域を検索し、前記第1予測ブロックを利用して現在ピクチャの以前に復号化された領域を検索した結果に基いて、第2予測ブロックを生成する段階と、前記第2予測ブロックの動き推定に基いて生成された動きベクトルと、第3予測ブロックの動き推定に基いて生成された動きベクトルとの差ベクトルを利用して、前記現在ピクチャの以前に復号化された領域を検索し、前記差ベクトルを利用して現在ピクチャの以前に復号化された領域を検索した結果に基いて、前記第3予測ブロックを生成する段階と、前記第3予測ブロックを、前記現在ブロックの残差ブロックに加算し、前記現在ブロックを復元する段階と、を含むことを特徴とする映像復号化方法。 請求項13 映像符号化装置において、現在ピクチャの現在ブロックを利用して第1参照ピクチャを検索し、第1予測ブロックを生成し、前記生成された第1予測ブロックを利用して第2参照ピクチャを検索し、第2予測ブロックを生成する予測部と、前記生成された第1予測ブロック及び前記生成された第2予測ブロックのうち少なくとも一つに基づいて、現在ブロックを符号化する符号化部と、を含むことを特徴とする映像符号化装置。 請求項14 前記予測部は、前記生成された第1予測ブロックを利用して現在ピクチャの以前に符号化された領域を検索し、前記第2予測ブロックを生成することを特徴とする請求項13に記載の映像符号化装置。 請求項15 前記予測部は、前記生成された第1予測ブロックを利用して現在ピクチャではない他のピクチャを検索し、前記第2予測ブロックを生成する段階を含むことを特徴とする請求項13に記載の映像符号化装置。 請求項16 前記符号化部は、前記第1予測ブロック及び前記第2予測ブロックのうち少なくとも一つを、前記現在ブロックから減算し、前記現在ブロックの生成された残差ブロックと、前記第1予測ブロックの動き推定に基いて生成された動きベクトルとを符号化することを特徴とする請求項13に記載の映像符号化装置。 請求項17 前記残差ブロックは、前記第1予測ブロックと前記第2予測ブロックとの加重値に基いて生成された第3予測ブロックを、前記現在ブロックから減算して生成された残差ブロックであることを特徴とする請求項16に記載の映像符号化装置。 請求項18 映像復号化装置において、現在ピクチャの現在ブロックの動きベクトルを利用して第1参照ピクチャを検索し、第1予測ブロックを生成し、前記生成された第1予測ブロックを利用して第2参照ピクチャを検索し、第2予測ブロックを生成する予測部と、前記第1予測ブロック及び前記第2予測ブロックのうち少なくとも一つを、前記現在ブロックの残差ブロックに加算し、前記現在ブロックを復元する復元部と、を含むことを特徴とする映像復号化装置。 請求項19 前記予測部は、前記生成された第1予測ブロックを利用して現在ピクチャの以前に復号化された領域を検索し、前記第2予測ブロックを生成することを特徴とする請求項18に記載の映像復号化装置。 請求項20 前記予測部は、前記生成された第1予測ブロックを利用して現在ピクチャではない他のピクチャを検索し、前記第2予測ブロックを生成することを特徴とする請求項18に記載の映像復号化装置。 請求項21 前記復元部は、前記第1予測ブロックと前記第2予測ブロックとの加重値に基いて生成された第3予測ブロックと前記残差ブロックとを加算し、前記現在ブロックを復元することを特徴とする請求項18に記載の映像復号化装置。 請求項22 映像符号化装置において、現在ピクチャの現在ブロックを利用して第1参照ピクチャを検索し、第1予測ブロックを生成し、前記生成された第1予測ブロックを利用して現在ピクチャの以前に符号化された領域を検索し、第2予測ブロックを生成し、前記現在ブロックを利用して前記現在ピクチャの以前に符号化された領域を検索し、第3予測ブロックを生成する予測部と、前記第2予測ブロック及び前記第3予測ブロックに基づいて、前記現在ブロックを符号化する符号化部と、を含むことを特徴とする映像符号化装置。 請求項23 前記符号化部は、前記第3予測ブロックを、前記現在ブロックから減算して生成された前記現在ブロックの残差ブロック;前記第1予測ブロックの動き推定に基いて生成された動きベクトル;前記第2予測ブロックの動き推定に基いて生成された動きベクトルと、前記第3予測ブロックの動き推定に基いて生成された動きベクトルとの差ベクトルを符号化する段階を含むことを特徴とする請求項22に記載の映像符号化装置。 請求項24 映像復号化装置において、現在ピクチャの現在ブロックの動きベクトルを利用して第1参照ピクチャを検索し、第1予測ブロックを生成し、前記生成された第1予測ブロックを利用して現在ピクチャの以前に復号化された領域を検索し、第2予測ブロックを生成し、前記第2予測ブロックの動き推定に基いて生成された動きベクトルと、第3予測ブロックの動き推定に基いて動きベクトルとの差ベクトルを利用して、前記現在ピクチャの以前に復号化された領域を検索し、前記第3予測ブロックを生成する予測部と、前記第3予測ブロックを、前記現在ブロックの残差ブロックに加算し、前記現在ブロックを復元する復元部と、を含むことを特徴とする映像復号化装置。 請求項25 現在ブロックを利用して第1参照ピクチャを検索し、前記第1参照ピクチャを検索した結果に基いて、第1予測ブロックを生成する段階と、前記生成された第1予測ブロックを利用して第2参照ピクチャを検索し、前記第2参照ピクチャを検索した結果に基いて、第2予測ブロックを生成する段階と、前記第1予測ブロック及び前記第2予測ブロックのうち少なくとも一つに基づいて、現在ブロックを符号化する段階と、を含む映像符号化方法をコンピュータで実行するためのプログラムを記録した記録媒体。 請求項26 現在ブロックの動きベクトルを利用して第1参照ピクチャを検索し、前記第1参照ピクチャを検索した結果に基いて、第1予測ブロックを生成する段階と、前記生成された第1予測ブロックを利用して第2参照ピクチャを検索し、前記第2参照ピクチャを検索した結果に基いて、第2予測ブロックを生成する段階と、前記第1予測ブロック及び前記第2予測ブロックのうち少なくとも一つを、前記現在ブロックの残差ブロックに加算し、前記現在ブロックを復元する段階と、を含む映像復号化方法をコンピュータで実行するためのプログラムを記録した記録媒体。 請求項27 現在ブロックを利用して第1参照ピクチャを検索し、前記第1参照ピクチャを検索した結果に基いて、第1予測ブロックを生成する段階と、前記生成された第1予測ブロックを利用して現在ピクチャの以前に符号化された領域を検索し、前記第1予測ブロックを利用して以前に符号化された領域を検索した結果に基いて、第2予測ブロックを生成する段階と、前記現在ブロックを利用して前記現在ピクチャの以前に符号化された領域を検索し、前記現在ブロックを利用して以前に符号化された領域を検索した結果に基いて、第3予測ブロックを生成する段階と、前記第2予測ブロック及び前記第3予測ブロックに基づいて、前記現在ブロックを符号化する段階と、を含む映像符号化方法をコンピュータで実行するためのプログラムを記録した記録媒体。 請求項28 現在ピクチャの現在ブロックの動きベクトルを利用して第1参照ピクチャを検索し、前記第1参照ピクチャを検索した結果に基いて、第1予測ブロックを生成する段階と、前記生成された第1予測ブロックを利用して現在ピクチャの以前に復号化された領域を検索し、前記第1予測ブロックを利用して現在ピクチャの以前に復号化された領域を検索した結果に基いて、第2予測ブロックを生成する段階と、前記第2予測ブロックの動き推定に基いて生成された動きベクトルと、第3予測ブロックの動き推定に基いて生成された動きベクトルとの差ベクトルを利用して前記現在ピクチャの以前に復号化された領域を検索し、前記差ベクトルを利用して現在ピクチャの以前に復号化された領域を検索した結果に基いて、前記第3予測ブロックを生成する段階と、前記第3予測ブロックを、前記現在ブロックの残差ブロックに加算し、前記現在ブロックを復元する段階と、を含む映像復号化方法をコンピュータで実行するためのプログラムを記録した記録媒体。
类似技术:
公开号 | 公开日 | 专利标题 US10097856B2|2018-10-09|Video encoding method and video decoding method RU2597521C1|2016-09-10|Способ и устройство для кодирования/декодирования вектора движения RU2639662C1|2017-12-21|Устройство кодирования с предсказанием изображений, способ кодирования с предсказанием изображений, программа кодирования с предсказанием изображений, устройство декодирования с предсказанием изображений, способ декодирования с предсказанием изображений, программа декодирования с предсказанием изображений US20200099929A1|2020-03-26|Moving image coding device, moving image decoding device, moving image coding/decoding system, moving image coding method and moving image decoding method RU2659733C2|2018-07-03|Способ и устройство для кодирования и декодирования вектора движения на основании сокращенных предсказателей-кандидатов вектора движения CN107087165B|2020-08-14|视频编码和解码的方法及设备 US8254456B2|2012-08-28|Method and apparatus for encoding video and method and apparatus for decoding video US8873633B2|2014-10-28|Method and apparatus for video encoding and decoding KR101365567B1|2014-02-20|영상의 예측 부호화 방법 및 장치, 그 복호화 방법 및 장치 US7292731B2|2007-11-06|Image encoder, image decoder, image encoding method, and image decoding method EP2805499B1|2020-09-02|Video decoder, video encoder, video decoding method, and video encoding method KR101279573B1|2013-06-27|움직임 벡터 부호화 방법 및 장치와 그를 이용한 영상 부호화/복호화 방법 및 장치 KR101421056B1|2014-07-23|복수의 움직임 벡터 프리딕터들을 사용하여 움직임 벡터를 추정하는 방법, 장치, 인코더, 디코더 및 복호화 방법 US8693543B2|2014-04-08|Inter-frame prediction coding method, device and system JP5620109B2|2014-11-05|動きベクトル推定方法、動きベクトル推定装置、ビデオエンコーダ、ビデオデコーダ及びデコーディング方法 US8503532B2|2013-08-06|Method and apparatus for inter prediction encoding/decoding an image using sub-pixel motion estimation US8208557B2|2012-06-26|Video encoding and decoding method and apparatus using weighted prediction KR101366093B1|2014-02-21|영상의 부호화, 복호화 방법 및 장치 US8194748B2|2012-06-05|Apparatus for scalable encoding/decoding of moving image and method thereof JP2013078161A|2013-04-25|イントラ予測符号化、復号化方法及び装置 KR101228020B1|2013-01-30|사이드 매칭을 이용한 영상의 부호화 방법 및 장치, 그복호화 방법 및 장치 KR101356734B1|2014-02-05|움직임 벡터 트랙킹을 이용한 영상의 부호화, 복호화 방법및 장치 JP4898467B2|2012-03-14|可変ブロックサイズ動き予測のための符号化モードの決定方法及び装置 KR101943787B1|2019-01-29|오류 내성을 향상시킨 비디오 인코딩 및 디코딩 KR101244917B1|2013-03-18|조도 보상 방법 및 장치, 이를 이용한 영상의 부호화,복호화 방법 및 장치
同族专利:
公开号 | 公开日 US20090225847A1|2009-09-10| US8315309B2|2012-11-20| EP2250816A4|2011-04-20| KR20090095012A|2009-09-09| EP2250816A1|2010-11-17| CN101960855A|2011-01-26| CN101960855B|2013-01-09| WO2009110672A1|2009-09-11| EP2250816B1|2013-03-20| JP5406222B2|2014-02-05|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
2011-11-23| A621| Written request for application examination|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111122 | 2012-11-01| A977| Report on retrieval|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121031 | 2012-11-21| A131| Notification of reasons for refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A132 Effective date: 20121120 | 2013-09-25| TRDD| Decision of grant or rejection written| 2013-10-02| A01| Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131001 | 2013-11-07| A61| First payment of annual fees (during grant procedure)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131031 | 2013-11-08| R150| Certificate of patent or registration of utility model|Ref document number: 5406222 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 | 2016-11-01| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 | 2017-10-31| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 | 2018-10-30| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 | 2019-11-08| LAPS| Cancellation because of no payment of annual fees|
优先权:
[返回顶部]
申请号 | 申请日 | 专利标题 相关专利
Sulfonates, polymers, resist compositions and patterning process
Washing machine
Washing machine
Device for fixture finishing and tension adjusting of membrane
Structure for Equipping Band in a Plane Cathode Ray Tube
Process for preparation of 7 alpha-carboxyl 9, 11-epoxy steroids and intermediates useful therein an
国家/地区
|